岩田、土壇場で失速、
S.K.ホが通算7勝目
優勝争いは最終組の2人を中心に展開する。通算10アンダーの単独首位からスタートした岩田寛は、前半2つのバーディを奪って通算12アンダー。1打差でスタートしたS.K.ホも同じく2つスコアを伸ばして通算11アンダーで折り返した。
ドラマは上がり3ホールで訪れる。16番パー3で、岩田、ホともにバーディチャンスにつけるが、決めたのは首位の岩田。この時点で、通算14アンダーとし、ホに2打差をつけた。続く17番パー5。
第2打を刻んだホに対し、岩田は残り226ヤードを5Wで2オンを狙う。「今日イチのショットだった」という岩田だが、優勝争いで力が入ったか、グリーン奥の松林まで飛ばしてしまう。
そこから絶妙なアプローチを見せるが、奥から下るグリーンに球は止まらず、花道を駆け下って池に落ちてしまう。5打目でようやくグリーンに乗せたものの2パットのダブルボギー。ホのバーディパットは外れ、この時点で2人は12アンダーで首位に並んだ。
「引きずらないようにと思ったけど、どこかで引きずっていたと思う」という岩田は、続く18番のティショットを大きく右に曲げ、崖の下へ。2打目はラフに戻すだけとなり、3打目はグリーン左のラフ。2オンに成功したホに対し、入れればチャンスも残されていたが、寄せきれずに2パットで、結局ダブルボギーとしてしまった。
(プロでも2ホールで4オーバーをする。ちなみに、マスターズで1ホールでの最多打数の記録は13ストローク。 これは1980年にトム・ワイスコフが12番ホール、1978年に中嶋常幸が13番ホールで記録しています。)
こちらはおめでとう!
上原5差逆転ツアー初V
上原彩子が名門川奈ホテルGC富士Cで待望のツアー初勝利を飾った
14番ミドルからの3連続バーディーで、前日首位の原江里菜(20=マスターカード)らを逆転。7バーディー、1ボギーの66をマークして、通算8アンダーで優勝した。アマチュア時代から期待された沖縄の星が、プロ5年目で花を咲かせた。
うれし涙よりも、愛想のいい笑顔の方が似合っていた。最終組の原がホールアウトしてツアー初優勝が決まった瞬間、上原はプレーオフに備えて練習グリーンにいた。
04年プロテストの同期、横峯に勢いよく抱きつかれても「すぐ実感がわかなかった」と言いながら、うれしそうに笑って祝福に答えた。
宮里藍よりも先に期待された「沖縄の星」が、プロ5年目で夢をかなえた。首位と5打差スタートからの逆転劇。海風が吹かない好条件の中、上原は11番で4つ目のバーディーを奪い、原、佐伯、馬場と通算6アンダーで並ぶと、14番ミドルからの3連続バーディーで一気に抜け出した。
「因縁」の15番ミドルで優勝を確実にした。昨年の最終日、同ホールで2打目をグリーン奥のがけ下に落としてダブルボギーをたたき、首位から後退。1打差の2位で佐伯に優勝をさらわれた。
「昨年のVTRを何度も見て臨んだ」と言う今年。昨年の佐伯の攻め方を参考に2打目をピン手前10メートルに落とし、高麗芝をしっかり読んでバーディーパットをねじ込んだ。
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